2014年11月3日月曜日

『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門』藤沢数希 ★★★☆☆

ホリエモンのおすすめ。

枝葉末節のギロンが多くて疲れた。
基本的に自由経済を推奨してた。



ホリエモンがすすめる経済のプロ、藤沢数希。
佐藤優がすすめる経済のプロ、水野和夫。

水野さんは歴史を使っておっきい絵を紹介してくれる。
藤沢さんは、身近な例でちっさい絵を紹介。

どっちも説得力ある。
いい対比の2人です。



でも、水野さんのがぼくはおもしろい。
でも、藤沢さんの自由経済的な発想って、まだまだ世界で加速しそうな気がする。


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ホリエモンが革新すぎたように、佐藤も保守過ぎたのかな。
だからふたりとも捕まって、牢屋にブチ込まれた。



佐藤優の『私の「情報分析術」超入門』という本は「プロレス的」でした。

あの佐藤の感じを鬼気迫るというのか、どう表現すればいいかわからないけど、ちょっと違和感を感じた。




佐藤は下品さに対する寛容さがなかったから捕まったんかな?
下品なやつが外務省で官僚として血税でメシを食ってる、ってのが我慢なれへんかった、
そこが佐藤の曲げられないところかな。




じゃあホリエモンが曲げへんことはなんやろう。
田原総一朗がホリエモンに
あなたはネクタイせえへんから捕まった
って言ってたけど、それは田原さんの上手なレトリックで、ホリエモンを褒めてる。

「もっと合理的にいこうよ」的なものが彼の曲げられないものの気がする。
もしくは不合理に対する寛容のなさでしょうか。



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『同志社大学神学部』で、佐藤の友だちが言ってた佐藤の分析、分かるような気がする。

佐藤は、敵に対する寛容さとか友愛とか、曖昧に済ますことを忘れてるんじゃなくて、自分の信念がとても強い。

ということでしょうか。
その信念の強さが敵と、仲間を生み出すのね。




おなじことがホリエモンにも言えるよな。

2人はどこか似てる。
勝利欲の薄さと、ある意味での頑固さを感じるかも。

過激だけど曖昧で、理性と感性が繊細で極端。頑固でやさしい。
それが佐藤の佐藤たる所以で、ホリエモンをホリエモンたらしめてるんやろなー。




ふたりともキャラが濃くて、いい、大好き。
愛おしいです。