2014年6月18日水曜日

マンガ『ヒストリエ』〜8巻 以下続刊 岩明均 ★★★★★

『寄生獣』の作者。
アレクサンダー大王のはなし。



めちゃくちゃ、おもしろい。
『スゴ本』Dainさんのおすすめでした。
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2014/06/10-40ad.html






マンガ『ヘウレーカ』全1巻 岩明均 ★☆☆☆☆

第2ポエニ戦争の時のはなし。
『ヒストリエ』の読み切り的な感じ?
全然おもしろくない。





『ローマ人の物語Ⅱ ハンニバル戦記』 塩野七生 ★★★★☆

ローマが最大領域になる迄のオハナシ。
おもしろい。




なぜローマがそんな国になり得たか。
それはローマのシステムがものすごい完成していたから
というのが、塩野七生の言いたいことでしょうか。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」、という言葉があります。
ローマの勝ちのスタイルから学べることは少ないんですよね。
真似できるものでもないし、環境もちがうしー。

じゃあ、カルタゴ、マケドニア、ギリシャの敗因はなんだったか、
というと、塩野七生はそこにあまり触れない。
ローマの繁栄はもう必然的で、ハンニバルとの戦いはその触媒でしかない印象。

でも3巻からはローマの衰退に入っていくので、どんなことが語られるのかとても楽しみです。


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今回は、『ヒストリエ』、『ヘウレーカ』、『ローマ人の物語』がいい感じに全部関連してて、いい感じでした。

塩野七生が

「アレクサンダーの他のみんなとは違うところは、騎兵と歩兵を使い分けてるトコ。
それをハンニバルが引き継ぎ、スキピオが引き継いだんよ。」

的なコトを仰られていました。
うんうん、いい感じに3つの本横断するいい一言。いい感じ。


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塩野七生がローマ好きなんは愛国心とか名誉を重んじるから?
良質の愛国心とか帰属意識が組織の維持とか繁栄には大事と考えてるのかしら?

ふーむ。愛国心。難しいものですな。





最近はテーマが「哲学」から「歴史」になっているナ。
かまへんかまへん。