『世界と戦う「読書術」』佐高信 佐藤優 ★★★☆☆
ほぼ佐藤優の語り。
佐藤優の横で本の話できる人はどうしても少ないですネ。
内容も立花隆との『ぼくらの頭脳の鍛え方』のほうがずっと濃くて一般向けでおもしろい。
あの本があるんだったら、この本の存在意義がないような気さえします。
そもそも佐高信という人をぼくは知らなかった。
『旅行者の朝食』米原万里 ★★★★☆
食べ物エッセイ、素敵。
「生きるために食べるのか、食べるために生きるのか」
ソクラテスは前者、筆者は後者らしー。
おもしろい。
他にも料理と人間に関するおもしろいことばがぞくぞく
・「料理上手は掃除下手、掃除上手は料理下手」
・「キッチンが立派になるほど、料理は粗末になる」
・「料理に作るのにかけた時間とそれを平らげるのにかかる時間は反比例」
・「一生懸命作った料理ほど客には評価されない」
・「最大の注目を浴びるのは、常に最小限の努力でできたもの」
ふーんふん。
主婦はこれらの言葉をめいっぱい利用されたし。
米原万里は、東京地検が佐藤優をタイホする意思を固めたことが週刊誌に漏れたとき、
「佐藤さん今夜ひま?ご飯行きましょう。」
と声をかけたらしい。
佐藤が「マスコミが押しかけて迷惑をかけてしまいます」といったのですが、むしろ米原の目的はそこにこそあるのです。
米原が佐藤の支持者であることを体をはって世間に示そうとしたんですね。
なんといういい話。
まるで歴史小説の一コマ。
このはなしは上記の『読書術〜』のあとがきで佐高信が語ってました。
『冒険に出よう』安藤美冬 ★☆☆☆☆
実はこれも上記の『読書術〜』のなかでの佐藤優のオススメなんですねー。
佐藤優の懐のふかさは半端ないです。
佐藤は「ノマド」というキーワードを読み解くのにこの本を挙げてました。
この筆者の働き方は素敵だけれど…
ぼくは借りを作りたくない主義なので、なかなか真似できません。
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テラモーターズへの就職活動いったん止めます。
面接を担当されてる方が面接の約束を2回破られました。
それでテラモーターズ熱がすこし冷めました。
まーだ時間あるし進路についてはもう少し考えますー。