でも、雑誌の情報は非常に有用って「読書猿」は言うてたなー。
佐藤優はこういう風に新聞記事を読み、解釈するよ、っていう本。
時事的なものが多く、「仕事に効く!」寄りの本かも。
仕事をしていないぼくには、佐藤のちがう本のほうがおもしろい。
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文章が非常にプロレス的。
この本では外務官僚、政治家へのDisりがハンパない。
佐藤は「目には目を」的な言葉を使いますが、それははどこから来るんでしょう。
その言葉は本当か、どういう論理か?心が伴ってるのか?
を考えてみたんですが、佐藤はきっと本気ではないんでしょうね。
パフォーマンス、プロレス、真剣に相手にしてない。
佐藤のプロレスを見るより、ぼくは佐藤のおもしろいハナシをききたい。
から、この本はぼく向きじゃないかもしれない。
って思ったけど、いや、
こうやって佐藤を分析できるきっかけを与えてくれただけでも、十分です、この本。
口だけで、実際に報復や復讐をする人ではないです。
そういうポーズをとってるだけ。
そこが、いい。愛おしい。
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ぼくは高校時代になんとなくの嫌悪感をキリスト教に抱いていた。
その嫌悪感は多分、標準的な日本人が持ってるキリスト教への不信感というか、拭い切れない疑いの目のようなものです。
でも大学に入り経験と時間を重ねるにしたがい、その嫌悪感はなくなり、むしろ逆の尊敬というか憧れのようなものになっていった。
なにかから離れようと思えば思うほど実際には惹かれていく、
ということは何事に関わらずよくあることだと思います。
そして最近気づいたんですが、今ぼくはどうもナショナリズムに嫌悪感をもっているようです。
高校生の時のぼくがキリスト教に嫌悪感があったのと同じように。
でも、これも社会に出て企業戦士として前線でバリバリ働けば、裏返るような気がしてきた。
企業戦士になってる自分
っていうのも想定に入れとこー。