2015年7月13日月曜日

おもしろかった本(2015年前半)

phaさん(京大卒、ニート)
おもしろかった本(2015年前半)まとめてた。
のでぼくも真似して。



ぼくは今就活中なので、
つまりそういう時期なので、
自ずと選ぶ本もそういうものになってるかも。




『夢を見るために毎朝ぼくは目覚めるのです 村上春樹インタビュー集』 村上春樹





村上春樹はあまり公の場に出て話すことがないのだけれど、それだけにインタビューはおもしろい。

特に仕事論。


毎朝、四五時間集中して、その後はハードに運動する生活を三十年とか、そういう単位でやってる。

それはしんどいけれど、どんな仕事も、まあ、しんどいよね。
だからこそ小説を書くことの楽しみを語ろうよ、というスタンスが素敵です。




好きこそものの上手なれ、という言葉を地でやってる人なんですねーーー。






『遊ぶが勝ち』為末大

オリンピック陸上メダリスト、為末さんも
「好きこそものの上手なれ」を自覚的にやることが大事なんよ、ということを頭と体で知ってる人なのかも。



勝つためにトレーニングするだけじゃ、しんどい。
自分の才能を伸ばすことに遊び感覚はすでにあるんだから、そこを意識しよーう
という本。




アスリートの話はおもしろい。
スポーツの世界は小さな社会で、しかも圧倒的に才能の格差社会。
そこに人間の縮図を見て、人は熱狂するのかな。




『なぜか結果を出す人の理由』野村克也



この人はキャッチャー特有の独特な文章を書くような気がする。
つまり分析が好き。

そして圧倒的努力をした人なんですね。
それだけに、マー君や斎藤佑樹、長嶋茂雄、王貞治、イチロー、その他名選手の分析に説得力がある。

その説得力の源は、圧倒的努力と結果、というね。







『ねじまき鳥クロニクル』で
「なにかにめちゃくちゃ時間をかけること、これはある意味で最も洗練された復讐なんだよ」
という旨の言葉があった。

今思えばこの言葉が、あの小説のハイライトだったなぁ。



がんばろ。

じゃなくて、たのしも。