がおもしろかった本(2015年前半)まとめてた。
のでぼくも真似して。
ぼくは今就活中なので、
つまりそういう時期なので、
自ずと選ぶ本もそういうものになってるかも。
『夢を見るために毎朝ぼくは目覚めるのです 村上春樹インタビュー集』 村上春樹
村上春樹はあまり公の場に出て話すことがないのだけれど、それだけにインタビューはおもしろい。
特に仕事論。
毎朝、四五時間集中して、その後はハードに運動する生活を三十年とか、そういう単位でやってる。
それはしんどいけれど、どんな仕事も、まあ、しんどいよね。
だからこそ小説を書くことの楽しみを語ろうよ、というスタンスが素敵です。
好きこそものの上手なれ、という言葉を地でやってる人なんですねーーー。
『遊ぶが勝ち』為末大
オリンピック陸上メダリスト、為末さんも
「好きこそものの上手なれ」を自覚的にやることが大事なんよ、ということを頭と体で知ってる人なのかも。
勝つためにトレーニングするだけじゃ、しんどい。
自分の才能を伸ばすことに遊び感覚はすでにあるんだから、そこを意識しよーう
という本。
アスリートの話はおもしろい。
スポーツの世界は小さな社会で、しかも圧倒的に才能の格差社会。
そこに人間の縮図を見て、人は熱狂するのかな。
『なぜか結果を出す人の理由』野村克也
この人はキャッチャー特有の独特な文章を書くような気がする。
つまり分析が好き。
そして圧倒的努力をした人なんですね。
それだけに、マー君や斎藤佑樹、長嶋茂雄、王貞治、イチロー、その他名選手の分析に説得力がある。
その説得力の源は、圧倒的努力と結果、というね。
『ねじまき鳥クロニクル』で
「なにかにめちゃくちゃ時間をかけること、これはある意味で最も洗練された復讐なんだよ」という旨の言葉があった。
今思えばこの言葉が、あの小説のハイライトだったなぁ。
がんばろ。
じゃなくて、たのしも。