立花隆の講義を文字に起こしたものです。
人間、みな「賢くなりたい欲」がある。
それを刺激する一冊。
この講義のシラバスは
人間の現在
人間はどこからきて、どこに行こうとしているのか。マクロに見た人類史の総括。自然の中の人間の位置づけ。エコロジーとエコノミー。ポリス的動物としての人間の歴史。人類社会の破綻要因の諸相。終末論の可能性とブレークスルーの可能性。テクノロジーの限界。現代知識社会の変貌と危機。パラダイムの転換。自然はどこまで経営可能か。生き方の問題。倫理学の再構築。大学はなにを学ぶところか。
といったもの。かしこそー。
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実存主義がやったこと。
→論戦を上手く展開するために、今議論されている問題の論じ方は、論じ方そのものが正しくないのだといって、ぜんぜんちがう視点からその問題を論じてみせること。
たとえば「真理は個別的である」とか「真理は主体性においてある」とか。
それまでの哲学は真理は客観的で普遍的だと言う前提のもとでバチバチやってた。
キエルケゴールは実存主義の開祖みたいな人らしー。
『死に至る病』→「絶望」の人ね。
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どんな大思想(といわれているもの)でも、笑ってしまう他ない珍妙な部分があります。
自分のなかに思想を持つことは、そこにある論理的不整合さえも飲み込むこと。