『1984年』ジョージ・オーウェル ★★★☆☆
読んでそうで読んでない作品。
まあまあ、おもしろい。
ジョージ・オーウェル。
1903〜1950を生きたイギリス人作家。
佐藤優が言ったように、第一次、第二次世界大戦をおなじ一つの戦争として「20世紀の30年戦争」と捉えるならば、この人は時代の証人になるんですかね。
さて、その証人がなにを語ったかといえば、「権力」のお話でした。
『動物農場』でも語られたのは同じく「権力」。
おもしろい。
なんで「権力」を語るテーマに決めたんやろう。
ぼくは、権力と暴力の恐ろしさと凄さがイマイチ分からないです。
きっとオーウェルの生きた時代はそういうものがむき出しの時代だったんですよね。
じゃあ権力と暴力が今の時代になくなったか、といえばきっとそんなことはありえなくて、ぼくの生活からは見えないようにカモフラージュされてるだけですよね、きっと。
今の世界の権力と暴力が、
誰が? なんで? どうやって? 隠しているのか?
をちゃんと知ってる大人になりたいですな。
ただの社会主義批判の小説として読むだけだったら、なんだか芸がなさすぎるよなぁ。
あとジョージ・オーウェルは『象を撃つ』がおもしろかったなーーー。
あれはなにに収録されていたかな、『動物農場』?
『「知的野蛮人」になるための本棚』佐藤優 ★★★☆☆
まあまあ。
佐藤優は「竹島、北方領土は我が国固有の領土!」
っていう主張がかまびすしいのが、若干きな臭い。
けどまあ、それはいいです。
よくないか、わかんない。
それはともかく、
『読書の技術』は今の状況を脱却したい人への読書指南書で
『人に強くなる極意』はサラリーマンとしてうまく生きていくための本、
って自分で定義していたのがおもしろかった。
『人に強くなる極意』ってどんな本だったか覚えてないです。。。
あと、松岡正剛をのことをホメてた。
いままで松岡正剛に関心を抱くきっかけがなかったのですが、また機会があれば読んでみよー。