2014年7月22日火曜日

『花と蛇』団鬼六 ★★☆☆☆

佐藤優のおすすめ。
ナンダコレハーーー



なんで、こんなただのSMエロ小説を佐藤優はすすめたの???
エロ小説でももっといいものがありそうな気がするんですけど。

ま、いーか。
とりあえず1巻だけ読みましたってことで。


カテゴリ的には「なんだこの小説は」部門です、この本は。

Dainさんおすすめの『獣儀式』もその部門です。
太田光がすすめるサリンジャーとかも、ぼく的にはそーかもしれない。






『神の存在、及び人間の霊魂と肉体の区別を論証する、第一号哲学に対する省察』
デカルト ★☆☆☆☆

こんな長い題名の本を読んだのは初めてかもしれない。
いわゆる『省察』です。

『哲学思考トレーニング』でおすすめの一冊。
「簡単やから読んでみて」って。

ムリ、しんどすぎる。
後半は文字を目で追ってるだけ。



この本は
・自己の存在証明
・神の存在証明

をデカルトが試みる、という本です。
そして、このデカルトの試みはもう、それはツッコミどころ満載で失敗に終わります。
でも序盤の「我思う、故に我あり」までは素晴らしい〜、というのが今日の評価。


『ぼくらの頭脳の鍛え方』で立花隆の「古典は読まなくてもいい」的な発言に佐藤優が反論、みたいな展開があった。

この本は半分以上は間違ったことが書かれてます。
それでもその間違った部分を読む必要ってあるんでしょうか。




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デカルトの証明はまちがってる。
けど、デカルトが懐疑主義に陥らず、いろいろ証明しようがんばったこと、その態度自体がすばらしい。
というデカルトの生き方を学ぶべきなのか、

「我思う、故に我あり」が生まれるまでの方法的懐疑はどんな懐疑主義よりも強力なので、その方法論を知っとくべき、
ということなのか。

どちらなのでしょうか。



前者やったとしたら少し情緒的すぎますよね。
その役目はデカルトじゃなくても、たとえばスティーブジョブスでもいいわけだし。