ふんとに、おんもしれえズラ。
主人公・エウメネスがカッコイイ。
天才タイプの、参謀タイプの、読書家。
こうやって書いてみると、歴史物にはよく登場するタイプの人かもね。
なにが素敵って、本に対する姿勢が素敵。
小さい頃から本に囲まれて生きてる主人公。
ホメロス、ヘロドトス、トゥキディデス、クセノフォン、etc…
なんかを読んで幼年期を過ごします。
そして『オデュッセイア』が人生の役に立つ、って言います。
それがまずすごい。
言い切れないよねー、フツウ。
『オデュッセイア』の内容をおもしろく話せる、他人に伝えることができる。
古典の内容を他人におもしろおかしく伝えられるってことは、その本のキモを押さえてるってことですもんね。
量もさることながらその読み方、読みの質も、、、
誰にも邪魔されずひとり書を読む……
最も心地よい歩調で世界が広がってゆく
心地よい歩調……大事な点だ
家庭教師なんかに毎日通って来られたらぶち壊し……
いーーーーい言葉。
この言葉を意識しながら読書をしよう。
もうひとつ、主人公エウメネスの夢を
大きな図書館のある町に行く
そこで朝から夕方まで読書三昧
そこで「知識」とともにさまざまな「疑問」で心が埋まり……
そして旅だ ヘロドトスの如く
疑問の答えを探る旅に出てみたい……
ヘロドトスよりもずっと遠く
地平線の先の先 世界の果てまで征ってみる……
〈『ヒストリエ』5巻〉
いやいや、ほんまカッコイイ。
ヘロドトスもそんな旅をしてたのか〜。
たしかデカルトも二十歳で「世界という書物を読むための旅」とかなんとかに出てたよな。
かっこいいズラ。
マンガ『寄生獣』岩代均
も再読しました。コレまた…おんもしろいれす。