2015年9月4日金曜日

『zero to one』ピーター・ティール ★★★★☆

アメリカ西海岸、カルフォルニア・シリコンバレー
グーグルとかアップルとかYoutube、イケてる企業がここらへんにある。

ITベンチャーがしのぎを削り、日々生まれ、そして潰れていく場所です。


そーいうイケてる町にもやっぱり秩序やヒエラルキーはあって
「こいつらに話通さんと、この街ではデカいことやっていかれへん」
みたいな支配階級があります。

それが「ペイパルマフィア」。

ペイパルというネット決済サービスを創った数人がその後
シリコンバレーの重鎮になりましたとさ。

その内の1人がピーターティール。




まえがきでティールが
「私は面接で社員を雇うときにいつも”皆が間違いだと思ってるけど、君自身は絶対に真実だと思うことはなに?”っていう質問をする」

って書いてて、その部分を糸井重里がおもしろがってた。



世間の皆が認めたがらないけど、本当のこと。
この質問に対して自分なりの答えを持ってたら、儲かる、成功する、的な意味だと思います。

なるほど、確かにそういうことに関しての自分なりの答えを持っておきたいものです。
哲学を勉強する意味ってそこら辺にあると思う。



ぼくは
「人はみんな人を殺したがってる」がオリジナリティがある答えじゃないかなと思ってる。
中2過ぎるか!

このアイデアをなんらかのカタチで表現しないと。







この本の最後の方に書いてある
自己顕示欲と有名人の相関がおもしろかった。

変人だから目立つのか。
目立ちたいから変人ぶるのか。

きっとこの筆者は後者だと考えてる。



ぼくももっと変人振らな。