2015年9月5日土曜日

『世界史の極意』 佐藤優 ★★★☆☆

なんで歴史って学ばなあかんのか?
っていう問いを歴史が好きな人がしてきたら「おもしろいから」って言うたら済む。

でも、例えば、
中国王朝の変遷を全て覚えることに疲れた高校生にそんな答えではダメです。

もっともっと実利的な「役に立つから」っていう答えでないとイカン。 



どう生活に役立つのか?
その答えが書かれてた。





この世で一番価値のある情報はなにか。


それは未来の情報(ってネオンのパパが言ってたね)。


未来の情報があればお金なんて簡単に稼げるし、自分にとって致命的な事故も避けれるからね。

でも未来を知ることは無理。
だけど確度の高い未来の情報を予想する事はできる。




あの民族はこういう状況でこうしたから滅んだんだな、
とか
あの国はあの環境で上手く立ちまわったな、
とか
あの帝国はこれがきっかけで衰退したんだな、
とか
この国は資源がないのに教科書で存在感あんなぁ、


とかを知ることで


今の日本はこういう状況でこうやから、私は海外に逃げよ、
とか
あの困ってる人らにこれ売ったら儲かるんちゃん、
とか
危険な思想に子供がハマらんようにちゃんと言おう
とか
交渉術は世界がどうなっても使えるから勉強しよ…!

とかを身を持って感じることができる、






のが世界史を学ぶメリットですね。


学ぼか。