・塩野七生の『日本人へ』という本がおもしろくなかった。
・そんなにローマ人に興味がない。
ということで積ん読していたんですが、おもしろかった。
なにより塩野七生がステキ。
ーーーーーーーーーーーーーー
コンサル経験者の文章を読む機会がたびたびあります。
そういうのって正しいんだけど心に響かない、なにより面白くないことがままあったんですが、塩野七生の文章を読んでその理由がわかったような気がします。
独断、決めつけ、皮膚感覚、信仰、好み…
みたいな、書き手のニオイ、的なものが少ないからじゃないかしら。
ーーーーーーーーーー
ハナシが前後しますが、
佐藤優が他人の内在的論理(どんなふうにモノゴトを捉え考えるか)を理解する基準として
言葉、心、力、行為
の4つを使うといいよ、って言ってました。
その心は、
言ってることは正しいか?論理的か?
良心的か?
実行する力があるか?
行為に一貫性があるか?
ということです。
ーーーーーーーーーー
コンサルの文章にたまに違和感を覚えるのは、論理的だけれど良心的かどーかがわかりにくいからでしょうか。
塩野七生の文章にはたっぷりの独断と偏見がありながらも、それを裏付ける理論と経験があるように読みました。
結局ボクの好みに過ぎないのかもしれませんが。
結局ボクの好みに過ぎないのかもしれませんが。
論理的整合性にとらわれ過ぎて、自分の信念みたいな根拠の無いものを語るのを怖がり過ぎると、人を動かせないのかなー
でも、逆もまた然り。
でも、逆もまた然り。
松下幸之助の『道をひらく』は詩みたいで、幻滅して途中で読むん諦めた。
要はバランス?