おもしろい。
幸福経済学の本。導入にベストの一冊。
この本では幸福を「主観的な人生に対する満足度」と定義します。
「幸福」を考えるにあたってありがちな思い込み、
例えば、「お金」と「子ども」はそんなに人生の質上げるわけではないよ、
というセンセーショナルな議論を切り口に
幸福を経済学、社会心理学、心理学の側面から考えた一冊でした。
社会のあり方にも触れて、この学問はもっと役立てる!
というところで本は〆られています。
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ライフイベントをお金に換算!という発想が
「なんてアメリカ的!」と最初は斜に構えていましたが、おもしろい本でした。
むしろ著者の情熱に打たれました。
ボクは「アメリカ的な」という言葉はネガティブな意味で使います。
「ムダに陽気」とか、超功利主義、とかそんな感で。
でもこれって僻み根性とか島国根性で、改めるべきなんじゃないかと思いました。
だってアメリカは長らく世界のナンバーワンの国で、それもまだ続きそう。
アメリカの方法論のお陰で今の世界があるっていう部分もあるし、
その「アメリカ的」なものから学ぶことはいろいろありますよね。
「アメリカ的」ってなんなんやろ。