『キャベツの丸かじり』東海林さだお ★★★☆☆
丸かじりシリーズ第二弾
おもしろいです。
文章からあふれる、押し付けない感がステキ。
『美味しんぼ』とは違うんだ。
この作者のような振る舞いはどうしたら身につくのでしょうか。
一作目、『タコの丸かじり』で
ちょっと高めのビュッフェバイキングのようなものに夫婦で行って
並ぶのがめんどくさくて、枝豆ばっかり食べてるダンナに奥さんが
「せっかくやねんから、もうちょいいいのん食べたらどうです。本当にえだまめが好きならいいんですけどネ…」
と言う場面の描写がありました。
この奥さんの気持もわかるし、ダンナの気持ちもわかる。
とかく、「押し付け」というのはうっとしいものではあるのですが、ついついしたくなるものでもあります。
それはマッチョイズムというものなのでしょうか。
それって男女関係なく持ってますよね。