積ん読してたやつ。
おもしろい。
ワタミに就職しろ、ってことではないです。
ベンチャー企業に就職したほうが学べること多いよ、大変やけどね。
と言う話でした。
ブラック企業に務めるということは、その会社の社長を教祖に、カリスマ性を神秘的なものとした宗教によく似てる、と言う話が印象的。
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佐藤優が『はじめてのマルクス』で
「労働者として資本家のもとで働き、その仕事を通して自己実現なんかムリ」
また別の著書では
「自分が社長だと思って働け、なんてムリなはなし」
ということを言っていました。
ぼくはその「労働力として自己実現はムリ」ということについて、
ほんとにそうなのかしら?という気持ちがずっとあったんですが、そういった佐藤の言うコトも資本主義の基本的な性質としてきっとありますよねー。
たしかに、どこかの会社に努めて頑張ったとしても、結局他人が思いついた夢とか目標を手助けしてるだけじゃね?と言う気持ちは拭い去れないなー
でも、それだけが現実の世界で正しいコトではないのもきっとまた事実。
ブラック企業で低賃金でイキイキとオーナーシップを発揮して働いている人もいるもの。
社会の仕組みなんて本来セオリーに落とし込めるものではないんですよね。
きっとマルクスの『資本論』の資本主義分析だってなかなか実際的でないところもあるでしょう。
けれどそれはそれとして、マルクスの優れた分析から学べることもきっとあるよ、ということですよね佐藤の言いたいことは。
ワタクシもこんなことばっか言って、社会に出て働かないのも頭でっかちです。
勉強も大事やし、実際の社会人経験も大事。
結局、要は、バランス、という話になってまいりました。
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筆者はそんなブラック企業の実態をを踏まえたうえで、「ベンチャーで金銭に見合わないほど働くのがいいよ」と言っています。
うーーーーん、なるほど。
どーしようかしら。
ぼかぁー佐藤優も好きだけど、竹中平蔵もすきだなー。
ふたりとも素敵な人間だ。