2014年9月12日金曜日

『本はどう読むか』清水幾太郎 ★★★☆☆

西田幾太郎かと思ってたら、清水幾太郎っていう謎の人でした。
でもまあまあ、おもしろかった。



この作者の前提が「本は読まなくてもいいけど、読むのもいいね」
っていう雰囲気なのが好感。

ちきりんみたいに「本読まん人は話しかけないで」とか
林修みたいに、「本読まんやつはキライ」とか言わない、おおらかな態度がいい。













『ニートの歩き方』pha   ★★★★★

ちきりんのおすすめ。
おもしろいっ。



「30才までは、自分探しでいい」という段落があって、
そこで
いろいろ失敗もしてきたし、恥もかいてきた。
28で仕事をやめて、やっと今のこの道を見つけた。
今の状態が天職だと感じてる。

旨のことを書いていた。
ほんとに支離滅裂に興味の赴くままにいろいろやってきたらしい。

その色々苦労してやっと見つけた天職がニートやってんて。
おもしろー。
この人の生き方はこれなのね。



自分の頭で疑い、考え、体験したことからの主義主張だった。
『何でも見てやろう』の小田実とはちがうなぁー。
一定数でいわゆる「ダメな人」はどうしても社会にはいるし、
そこはもう、みんなで文句言わずに支えてあげようよ。
という感じのおおらかさがいいですね。
マザーテレサに似たものを感じるゾ。




この人には勝利欲が少なくて、いい意味で男性的じゃない。
世界が女だけやったら、iphoneもネットもないジャングル生活やけど、戦争もないやろ。
的なことを『できそこないの男たち』で福岡伸一が言っていたけど、
いい悪いは置いといて、ほんと、そう思う。


そういう意味でphaさんは女性的な部分があるような気がする。