けど、なんか根拠薄弱な気がする。
歴史を考えるというのは、物語をつくるのと似ているところがある。
こういう根拠とこういう事実からこういう考え方ができる。なおかつ、今まではこういう考え方やったけど、これはこういう誤った見方をしてたから、こう考えてしまったんだね。
というのをキレイに、丁寧に説明できたらおもしろいと思うけど、
そこまでの深い洞察はこの作者から感じられなかった。
『逆説の日本史』の井沢元彦に似た臭いを感じた。
なぜ、自説で今までの歴史観や学会の常識を覆すことにエネルギーを注がないんだろう。