『血と骨 上』梁石日(ヤン・ソギル) ★★★☆☆
『血と骨 下』 ★★★★★
家庭の不幸を凝縮したような本。
眉をしかめながら読んだ一冊。
救いがない。恐ろしい。おもしろい。
テーマは、「家庭」、ですかねーーー。
ビートたけし主演の『血と骨』を最初に見てからのこの原作でした。
プロットと結末が映画とは違ってて、おもしろく読めた。
この小説は「家庭の不和」っていう言葉の範疇で収まるような本ではないです。
孤独を暴力でしか表現できない男とその家族のオハナシ。
あーこわ。
怖いもの見たさとはこのことです。
『教科書に載ってないUSA語録』町山智浩 ★★★★☆
なんかの雑誌に乗ってたコラム集。
おもしろい。
アメリカ、ってどうなん?
っていうのもひとつのテーマになりますね。
アメリカってこれからどーなるのかな。
「アメリカ的」ってつまりどーいうことでしょうか。
『最後の一句』森鴎外 ★★☆☆☆
森鴎外の短編。
そんなにおもしろくない。
大阪を舞台にした小説を探していると、森鴎外の作品があったので手にとってみましたが、イマイチ。