2016年3月2日水曜日

『杜子春』芥川竜之介 ★★★★☆

短編。
おもしろい。



主人公、杜子春は貧乏な若者。
そこに現れた仙人。
曰く「あそこ掘ったら、金出てくんで」

主人公、めっちゃ金持ちになる。
でもめっちゃ贅沢ぐらしして2,3年でそのお金なくなる。
また貧乏。

仙人また現れて、「あそこ掘ったら金出てくんで」
主人公、また金持ちになるけど、又2,3年で使い果たす。

仙人またまた現れて、「あそこ掘ったら――」
主人公「もーええわ」
「なんかお金持ちなったら人間の薄情さが身にしみる」
「だから弟子にしてくれやん?」

仙人「ええよ」
「ほなちょっと待っといて、けど、そのあいだ一言も喋ったらあかんで」
主人公「了解」

蛇が現れ、虎が現れ、主人公を襲う。
けど、主人公、喋りません。
蛇と虎消えました。

次、大王が現れました。
大王「お前喋れや」
主人公「…」
大王「殺す。」
主人公死にました。

地獄へ向かう主人公。
閻魔大王「お前、あそこでなにを待っとってん?」
主人公「…」
閻魔「殺す。」

めちゃくちゃいじめられるも、しゃべらない杜子春。

閻魔「ほなこいつの両親呼んでいじめよか」
両親ボコボコにされる。
でもお母ちゃんは言います。
「ええんやで、あんたが幸せなんやったらええんや」

杜子春「お母ちゃん…!」

・・・・・・・・・。

仙人「仙人にまだなりたいか?」
杜子春「もおいいすわ」
仙人「その代わり、庭付き一戸建てあげるわ。」「今の時期やったら庭に桃の花咲いてるやろ」
杜子春「やっぱそれがいいな」





というお話。