短編。
おもしろい。
主人公、杜子春は貧乏な若者。
そこに現れた仙人。
曰く「あそこ掘ったら、金出てくんで」
主人公、めっちゃ金持ちになる。
でもめっちゃ贅沢ぐらしして2,3年でそのお金なくなる。
また貧乏。
仙人また現れて、「あそこ掘ったら金出てくんで」
主人公、また金持ちになるけど、又2,3年で使い果たす。
仙人またまた現れて、「あそこ掘ったら――」
主人公「もーええわ」
「なんかお金持ちなったら人間の薄情さが身にしみる」
「だから弟子にしてくれやん?」
仙人「ええよ」
「ほなちょっと待っといて、けど、そのあいだ一言も喋ったらあかんで」
主人公「了解」
蛇が現れ、虎が現れ、主人公を襲う。
けど、主人公、喋りません。
蛇と虎消えました。
次、大王が現れました。
大王「お前喋れや」
主人公「…」
大王「殺す。」
主人公死にました。
地獄へ向かう主人公。
閻魔大王「お前、あそこでなにを待っとってん?」
主人公「…」
閻魔「殺す。」
めちゃくちゃいじめられるも、しゃべらない杜子春。
閻魔「ほなこいつの両親呼んでいじめよか」
両親ボコボコにされる。
でもお母ちゃんは言います。
「ええんやで、あんたが幸せなんやったらええんや」
杜子春「お母ちゃん…!」
・・・・・・・・・。
仙人「仙人にまだなりたいか?」
杜子春「もおいいすわ」
仙人「その代わり、庭付き一戸建てあげるわ。」「今の時期やったら庭に桃の花咲いてるやろ」
杜子春「やっぱそれがいいな」
というお話。