2014年2月28日金曜日

『少女地獄』夢野久作 ★★★★★

超おもしろい、感動。

富樫のマンガのように計算され尽くした筋と
落語のようにトントンと進むわかりやすい文章。


夢野久作はおもしろい。



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「純文学」の定義が気になって調べたことがあります。
「芸術としての文章」というふうな意味でした。

曖昧で抽象的だけど
—なるほどー。。。

と納得した覚えがあります。


世間一般では、例えば、夏目漱石や太宰治のような作家が文豪として知られ、
その文豪の作品が「純文学」として認知されているようにおもいます。


夢野久作はその「文豪」には入っていないんじゃないかな。
カテゴリー的にも「純文学」じゃなくてサスペンスとか推理小説になるんですかね。


ぼくには夢野久作のが芸術的に思える

うつくしさ、なんてものは十人十色だから、それでいいのよねん。





『人に強くなる極意』佐藤優 ★★★☆☆
今までで一番読みやすい佐藤優の本でした。



目的主義への移行を知るための本として漱石の『門』が紹介されてた。