マンガ『Sunny』松本大洋 ★★★★★
すばらしい。
知らない世界に触れられた。
嫌な、切ない、悲しい、でもあたたかい気持ちになるマンガです。
『ウシジマくん』と『よつばと!』かけあわせた感じ。
著者の幼年期の体験にもとづいて描いた作品らしい。
松本大洋曰く、「少年時代の自分との落とし前をつける大事な作品」とのこと。
開高健とはまた違いますが、
テーマは「大阪×アングラ」かも。
この作品読んだあとにマクドナルドに行くと、ホームレスがいました。
それがきっかけとなったのか、なってないのか、インドにおった、あるおっさんを思い出しました。
そのおっさんは、インド人で、シク教徒で、中小企業の社長。
十年以上、毎朝出勤前に「マザーテレサの家」でボランティアで働いています。
そのおっさんと、この作品に出てくる大人が重なって見えたのかな。
この漫画の大阪の不幸なこども達と、コルカタの浮浪者が重なって見えたのかな。
松本大洋ツボったなー。
ぼくもこっちでボランティアしよーーー。