2015年11月2日月曜日

『大世界史』池上彰 佐藤優 ★★☆☆☆

あんまりおもしろくなかった。
イスラム世界の解説が序盤にきててなかなか読みづらい。
でもお二方いわく、そこら辺の知識の欠如が日本人のダメなところらしい。






あとがきで佐藤優が

佐藤と池上の共通の敵は2つ、
①蔓延する反知性主義
②極端な実学主義への傾倒

って書いてた。



①としては、
池上彰が安倍晋三や、橋本徹のことを反知性的って言ってたのが印象的。
そしてそれは佐藤との共通認識みたい。

反知性的ってのは、実証性や客観性を持たないことらしい。

橋本徹は実証性や客観性を持ってないのかー?ふーん、うーん。



②の実学主義の過剰な傾倒。
これは、もーちょいみんな哲学勉強しいや、ってこと。
IT企業の社長も、物理学の教授も得意なことばっかやってたらバランス悪いよ!
的なこと。

文系学部がなくなることについて2人とも遺憾の意を露にしておられました。




みんな、哲学勉強すんのしんどいか。
ほなもーちょい物語を読もう。
あと文系学部なくしたあかんで!




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二人のもっとプライベートに根ざした話をしてくれたらなぁ。
佐藤と池上さんのどこが似てて、どこが違うのか。
ここは尊敬してます、でも逆にここ直したほうがええんちゃん?

とかを縦横無尽にとりとめもなく話してほしいなぁ。



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戦争とか不安とか怖いものやヤバイ状況
それについて語ること自体が不安を煽って争いを巻き起こす、
ということはあると思う。

あまりにも危機感を抱き過ぎることは、極端な行動に人を駆り立てることもあるでしょう。


二人はそのことについてどう考えてるのかしら。
この本を読んでてそんなことを思いました。