文体は100年前のアメリカの黒人奴隷みたいな感じ。
最初は臭くて、読めたもんじゃないかなと思ったけど
最終的にはギャンおもしろかったです。
この本のプロデューサーは糸井さん。
糸井さんが矢沢について、度々言及するけど今までこの本読んでこなかった。
増田セバスチャン(きゃりーぱみゅぱみゅのプロデューサー?)もこの本に影響受けたって言ってたのがダメ押しで今回読むに至りました。
http://www.1101.com/sebastian/
イトイさんと増田セバスチャンの対談
ヤンキーとオタク、の二分法は糸井重里もよく使う。
曰く、イトイさんも増田セバスチャンもどっちつかずのコウモリ的存在らしい。
それでいえば矢沢永吉は完全にヤンキー。
ちなみにキムタクも中居正広も完全にヤンキーですね。
ほんで、だからこそ、イトイさんは矢沢やキムタクが好きらしい。
自分にないものを持ってるから、ということでしょうね。
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なんで圧倒的ヤンキーっぽさを持ちながらも、この本が面白かったかっていうと、
矢沢の優しい部分がリアルに伝わってきたからです。
ヤンキーやのに、優しい。
どれくらい優しいかというと、たぶん学年一優しいやつぐらい優しい。
博多大吉より優しいと思う。
ヤンキーやのに自虐的な部分もあって、フツーに笑ってしまった。
そういうのがおもしろかたです。